東京CDE、東京CDS共通出題サンプル

12月1日から開始される東京糖尿病療養指導士(東京CDE)、東京糖尿病療養支援士(東京CDS)の認定試験に出題される問題のサンプルをご案内します。

食事の摂り方のポイントのうち誤っているものを1つ選べ。

1. 体格指数(BMI)の算出方法は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)である

2. 野菜から最初に食べ始め、次は肉・魚などの主菜、後半に穀類(主食)を主として食べる順が推奨されてる

3. トランス型脂肪酸や、それを使ったスナック菓子・菓子パン類は控えめにする

4. 妊娠中の糖尿病患者さんは、糖尿病食の指示エネルギーに妊娠初期で+50kcal、中期から授乳期まで100kcalを上乗せする

5. 高血圧合併患者の食塩摂取は1日6g未満、発症予防には男性8g未満、女性7g未満が推奨されている

 

回答は4です。

解説:全期間中一律に+200kcalという指示の場合もありますが、一般には妊娠初期には糖尿病食の指示エネルギー量に+50kcal, 中期+250kcal、後期+450kcal、授乳期+350kcalが推奨されます。また食後高血糖に注意し分食も行われ、肥満した妊婦さんは全期間中標準体重×30kcalで増やさないなどの指導もされます。いずれにしても、設問4では中期以降のエネルギー不足で胎児の成長が心配です。

 

上記のように正解または誤っているものを一つ選ぶもの、2つ選べの場合は a. 1と2,b,1と3 のように a,b,c,d,eの中から選択する問題があります。

東京CDE、東京CDS共に問題数は40問、試験時間は70分です。認定試験はストックされた試験問題の中からコンピュータがランダムで選出し、選択肢をシャッフルして出題されます。